7つの悪習慣
■1:清涼飲料水の飲みすぎ
■2:野菜や果物を食べない
■3:バターや肉の食べすぎ
■4:朝食を抜いている
■5:運動をしていない
■6:何かにつけて怒っている
■7:日光浴をしていない

①×②△③△④△⑤△⑥△⑦×(日光浴はしていません。)
○は1つもなかったです。これではいけませんね。



アラフォー女性の死因3位「心臓病リスク」をどんどん高める7つの悪習慣
http://n.m.livedoor.com/f/m/11638914?guid=ON

アラフォー女性の死因3位「心臓病リスク」をどんどん高める7つの悪習慣



アラフォー女性の死因、ワースト3を挙げると何になるかご存じですか? 厚生労働省の資料によると、1位はがん、2位は自殺、3位は心臓病となっています。

数字だけを見ると1位のがんが突出して多いですが、3位の心臓病も死亡理由としては見逃せません。

そこで今回は海外の論文を参考にしつつ、3位の心臓病リスクを高めてしまう生活習慣をご紹介します。

がんの原因である“喫煙”のように誰が見ても分かりやすい悪習慣ではなく、実は知らずにやってしまいがちなNG習慣ばかりなのです。ぜひともチェックしてみてくださいね。



■1:清涼飲料水の飲みすぎ

最初は清涼飲料水について。米国心臓学会で発表されたハーバード公衆衛生大学院の研究者などの調査によれば、果糖ブドウ糖液糖などを多く含む清涼飲料水を1日に1本から2本飲み続けると、

(1)2型糖尿病のリスクが26%高まる

(2)心臓発作などのリスクが35%高まる

(3)脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の総称)のリスクが16%高まる

と分かったのだとか。

果糖ブドウ糖液糖とは、糖類の中で最も甘みが強い果糖とブドウ糖からなる甘味料で、コスト的にも安く製造できるそうです。

大量製造される清涼飲料水には、かなりの確率で使われていますので、飲みすぎにはちょっと要注意ですね。



■2:野菜や果物を食べない

米国心臓協会によれば、野菜や果物などをたくさん食べる人は、そうでない人と比べて最大で20%も心臓病・脳卒中での死亡リスクが下がるとされています。

逆をいえば野菜や果物を食べないと、心臓病での死亡リスクを高いまま放置している形になるのですね。

この数字は、451,256人のヨーロッパの人たちの食習慣と生活スタイルを調べた大規模調査の結果をベースに導き出されました。日本人の場合は数字が異なるかもしれませんが、ちょっと要注意ですね。



■3:バターや肉の食べすぎ

次はバターや肉の脂肪に含まれる“飽和脂肪酸”について。

合計13万人近くの被験者を対象とする2つの大規模な研究データをハーバード公衆衛生大学院の研究者が調べたところ、肉やバターなどに多く含まれる飽和脂肪酸を5%だけ他の栄養素に切り替えると、心筋梗塞などのリスクが下がると分かりました。

具体的には、飽和脂肪酸を“不飽和脂肪酸”の一種である多価不飽和脂肪酸に置き換えると25%、同じく不飽和脂肪酸の一種である一価不飽和脂肪酸に置き換えると15%も心臓病のリスクを下げられるとか。

ちょっと難しい言葉が並びましたが、不飽和脂肪酸とは主に植物や魚の油脂に多く含まれる脂肪酸です。動脈硬化を防ぎ、血圧を下げ、増えすぎた悪玉コレステロールを適切な状態に戻すなど、さまざまな健康効果が知られています。

逆に飽和脂肪酸は動物の肉や乳製品などに多く含まれています。毎日肉ばかり食べている人は魚を増やすなど、食生活を工夫したいですね。



■4:朝食を抜いている

米ハーバード公衆衛生大学院の調査によれば、朝食と抜くと心臓病リスクが高まるとされています。日常的に朝ご飯を食べていない人は、心臓発作や心臓の太い動脈(冠状動脈)の病気による死亡リスクが27%も高まるといいます。

本研究は、26,902の男性のデータを調査した結果です。女性に関しては触れられていませんが、日々の運動習慣や喫煙の有無、生活習慣などを全て考慮した上での数字だといいますから、女性も十分に注意したいですね。



■5:運動をしていない

英オックスフォード大学の研究によれば、1回10分程度、週に合計で2回や3回の運動習慣が、中年女性の心臓病や心臓発作のリスクを約20%も下げてくれるのだとか。

この場合の運動とは汗をかいたり、息が上がったりするレベルを意味します。運動とまではいかず、体を使った活動でも週に4回から6回行えば、同じように心臓病リスクを下げられるとされます。

なかなか運動ができないという人は、いきなり大きな目標を立てるのではなく、エレベーターを使わない、買い物は自動車ではなく自転車でいくなど、小さな目標を毎日クリアしたいですね。



■6:何かにつけて怒っている

怒りっぽい人、感情を爆発させてしまいがちな人は、そうでない人と比べて心臓病になりやすいという研究が欧州心臓学会で発表されています。

怒りと心臓の関係を調査した上述の研究によれば、怒りを爆発させた後の2時間は、心臓発作などのリスクが4.74倍も高くなるとのこと。

子育てで、あるいは夫との関係で感情的に当たり散らしている人は、心臓病になるリスクが少なくありません。

深呼吸をする、運動をする、お笑い番組を見るなどして、ストレスを日ごろから軽くしてみては? プラスして感情を爆発させてしまいがちな自分と上手に付き合える方法を見つけたいですね。



■7:日光浴をしていない

英エジンバラ大学が24人の被験者に対して行った実験によれば、日光浴は血圧を下げる効果があるのだとか。肌が太陽光にさらされると、血の中に血圧を下げてくれる物質が出てくるといいます。

高血圧は全身の血管に負担を与えます。心臓の血管も例外ではありません。高血圧が続くと動脈硬化症になり、酸素と栄養を送り届ける心臓の太い動脈にもダメージが蓄積する場合も……。

動脈硬化症とは、しなやかで弾力のある血管の壁が硬くなったり、もろくなったり、分厚くなったりした状態。さまざまな病気の引き金でもあります。

太陽光の浴びすぎは皮膚によくありませんが、先にも触れたように1回10分程度、週に合計で2回や3回ほどの頻度で外に出て体を動かし、日光を浴びるとちょうどいいと言われています。



以上、心臓病のリスクを高めてしまう何気ない日常習慣をまとめましたが、いかがでしたか? 喫煙など分かりやすい悪習慣だけでなく、上述したような何気ない行動にも注意したいですね。

(ライター 坂本正敬)