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背中に入れ墨。耳にピアス。勤務中は禁止されているタバコを持ち歩き、挙げ句に同僚に「障害者は安楽死が良い」と意見するなんて、明らかにまともじゃないでしょうが!
面接官は一体何を見て採用したのやら?



相模原19人刺殺事件 植松容疑者の「措置入院」でも防げなかったのか- 記事詳細|Infoseekニュース
http://news.infoseek.co.jp/article/27fujizak20160727008?ptadid=

相模原19人刺殺事件 植松容疑者の「措置入院」でも防げなかったのか

夕刊フジ2016年7月27日17時12分

 相模原市緑区の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で19人が刺殺されるという平成以降最悪となった大量殺人事件。殺人未遂容疑などの疑いで逮捕された元施設職員、植松聖(さとし)容疑者(26)は凶行を示唆するような主張や発言を繰り返し、今年2月に精神保健福祉法に基づき強制入院させられていた。だが、短期間で退院となり犯行に及んだ。行政、医療の間で生かされなかった犯行のサイン。未然に防げなかったのか。憤りとやるせなさが渦巻いている。

 神奈川県警津久井署捜査本部の調べに対し、植松容疑者は「(複数の障害がある)重複障害者を救ってあげたかった。後悔も反省もしていない」と供述。その一方で「突然のお別れをさせるようになってしまい、遺族には心から謝罪したい」と話しているという。

 捜査本部は27日午前、殺人容疑に切り替えて植松容疑者を送検。身柄を送られる最中、警察車両のなかで同容疑者は、不気味な笑みさえ浮かべていた。

 植松容疑者は2月、東京都千代田区の衆院議長公邸を訪れ、今回の凶行を示唆するような大島理森(ただもり)衆院議長宛ての手紙を警戒中の警察官に渡していた。手紙には、標的の1つとして「やまゆり園」を名指し、「障害者総勢470人を抹殺する」などと書き記していた。

 相模原市などによると、植松容疑者は「重度の障害者は生きていても仕方ない。安楽死させた方がいい」と同月18日、同僚職員に口走り、翌19日、津久井署の事情聴取に対し、「大量殺人は日本国の指示があればやる」旨の発言もあった。

 警察から連絡を受けた市の職員が同署に出向いて面接し、他害の恐れが強いと判断。指定医が「措置入院」の必要があると診断し、入院が決まった。

 措置入院となった植松容疑者は、尿から大麻の陽性反応が出たことから、奇行は大麻使用による精神、行動の障害などと診断された。だが、症状が改善し、反省の言葉を口にしたため、「他人に害をなす恐れがなくなった」と判断され、入院から12日後の3月2日には退院していた。

 一連の過程のなかで相模原市は、植松容疑者から大麻の薬物反応が出たことについて、警察や当時の勤務先だった障害者施設に報告していなかった。同市の担当者は「届け出の義務はないので届け出ていない」としたうえで「退院後の動向は一切把握していなかった」と説明している。

 ヒガノクリニック院長で精神科医の日向野春総氏は、わずか12日間での退院について、「両親や友人らにヒアリングして患者のデータを収拾するだけでも1~2週間はかかる。そこから治療方針を決めるため、通常は1カ月様子を見る。12日で退院させるというのは短い印象だ」と指摘し、こう続ける。

 「植松容疑者は意識障害もないし、鬱状態でもない。これまで普通に勤務していたのに、急に過激な言動を口にするようになった。急性薬物中毒の典型的なパターンで、医師も『薬物中毒のための一時的な錯乱』と診断してしまった可能性がある。ただ、一部の患者は表向き平静を装って医師を欺くケースもある。私も措置入院の患者を診た経験があるが、ある患者は反省の言葉を口にする陰で、夜中にこっそり殺人計画をノートにつづっていた。今回は、退院後のケアがなかったのも災いした面は否めない」

 行政、医療、司法が連携し、市民生活の安全を保障するシステムの構築が必要-。多くの関係者がこう訴えている。
fuji